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会議を「全員やる気を失う時間」にしてしまう、3つのありがちな社内ルール:「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/6 ページ)
ルールが適切でないと組織の空気は緩くなり、社員のやる気も失われていく。
会議の生産性を上げる3つのルール
反対に、生産性の高い会議にするルールには次の3つのポイントがある。一つ一つ解説していこう。
- ルールを3つ以内に抑える
- チェック機能をシンプルにする
- 例外なく罰則を適用する
多くのルールは覚えにくい。だから絶対に守るべきルールは3つ以内に抑える。そうすれば社員全員が意識しやすくなり、守られやすい。例えば「資料の準備」「時間厳守」「発言義務」などだ。
- 「ルールに則った資料を事前準備して前日までにAさんへ送ること」
- 「会議は5分前集合」
- 「会議中、必ず一回は発言すること」
これぐらいがちょうどよい。
チェック機能も複雑にしてはいけない。もし情報システムで管理しているのであれば、入力すべき内容はシステムで制御できる。誰が見ても「守れているか、守れていないか」が分かるものにすべきだ。
例えば営業管理シートで「顧客視点の理由」を書かせるのではなく、「Yes/No」で答えられる項目にするなど、パッと見て分かる資料を作ることも大事だ。
「罰則の適用」も重要だ。たとえ社長であっても、役員であっても、ルール違反は許されないという姿勢を見せることで、組織全体の規律が高まっていく。罰則に一貫性がないと、ルールの尊重は失われてしまう。
明確なペナルティーはなくてもいいが、
「会議資料は事前に目を通すことがルールになっているだろう。今度、ルールを守らなかったら会議に出てこなくていい」
これぐらいの厳しいフィードバックを、会議の主催者はすべきだろう。
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