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会議を「全員やる気を失う時間」にしてしまう、3つのありがちな社内ルール:「キレイごとナシ」のマネジメント論(5/6 ページ)
ルールが適切でないと組織の空気は緩くなり、社員のやる気も失われていく。
実効性のあるルール設定、4つのコツ
最後に、そもそも組織におけるルールとはどういうものか? おそらくルール設定のキホンを教えられたマネジャーは少ないだろうから、ここで4つのコツを紹介していきたい。
組織運営のためのルールだが、会議で進捗をチェックするときに使える。
- 成果のルール
- 期限のルール
- 役割分担のルール
- 状態のルール
最初の「成果のルール」は、KPIなど具体的な数字で評価できるものだ。このルールは2種類に分けられる。
- 超えたらOK(超えなければルール違反)
- 超えなければOK(超えたらルール違反)
超えたらOKのルールは、例えば「営業の訪問件数」だ。1カ月30件以上の訪問をすることがルールであれば、30件を超えたらOKだ。反対に29件以下ならルール違反である。
超えなければOKのルールは、例えば「時間外労働」である。1カ月20時間以内の時間外労働がルールなら、20時間以内ならOK。しかし20時間を超えたらルール違反である。
2つ目は「期限のルール」だ。これは分かりやすい。
資料提出や業務の完了には必ず期限を設け、それを守ることをルール化する。期限のルールは簡単にチェックでき守りやすい一方で、提出物の質も保証されなければならない。期限は守ったけれど、質の低い成果物ではルール違反だ。
従ってなかなか成果物の質が上がらない人は、期限前にフィードバックを受けることもルール化する。そうすることで修正する時間的余裕を持たせられるからだ。
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