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タスクが終わっていないのに何も報告しない部下、実は上司が悪いワケ「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/5 ページ)

仕事の現場では、しばしば「タスク」という言葉が飛び交う。しかし、このタスクという概念を正しく理解せずに使っている人も多いようだ。

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タスク分解と報連相をセットにする

 ここまで、タスク分解と報連相について解説した。

 私が多くの部下に伝えたいのは、タスクを円滑に管理し、処理するためにも、報連相と組み合わせることだ。

 「どこからどこまでが終わったのか」

 「新たな課題が発生したのか」

 「予想よりも早く進んでいるのか」

 など、区切りごとに情報を共有する。そうすることで、周囲のサポートを得やすくなる。

 報連相をまめにすれば、タスク分解しやすくなるし、タスク分解が進めば、進捗報告や相談する事柄も見つけやすい。

 つまり、

 「報告しろ、といわれても何を報告したらいいか分からない」

 「相談したいことはたくさんあるけど、何を相談したらいいか悩む」

 という人は、タスク分解が甘いのだ。


タスク分解が甘いと、仕事を抱え込むことになりかねない

 「だいたい終わりました」「あと少しです」と言っているうちに、実はやるべきことが山積みだったというケースがある。しかし明確に分割されたタスクならば、「1つ目は完了し、2つ目で問題が出たので相談したい」と報告しやすくなる。

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