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「即レスって意味あります? 明日でもよくないですか?」――と部下に言われたら、どう返す?「キレイごとナシ」のマネジメント論(4/5 ページ)

「いいから早くやれ!」というのは簡単だが……。

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「即レス」は相手を承認する行為でもある

 即レスは単なる効率化だけではない。相手との関係構築にも大きく関わっている。

 「アクノリッジメント(存在承認)」という言葉をご存じだろうか。相手の存在そのものを認め、価値を認める行為のことだ。日々の感謝の気持ちを言葉にすることもそうだが、実はメールへの「即レス」もその一つだ。

 「先輩のおかげで、助かっています。ありがとうございます」

 「いつも●●さんには感謝しています」


名前を呼んで、あいさつするだけでいい

 と、毎日のように伝えている人は少ないだろう。しかし、誰だって毎日のようにできることがある。それが、そこに相手が存在していることを認めることだ。名前を呼んで、あいさつするだけ。声をかけるだけでいい(お客さまに対しても同じだ)。

 「田中さん、おはようございます」

 「吉田さん、お疲れさま」

 これだけでいい。短いフレーズだが、効果抜群だ。こんなに「タイパ」の高いコミュニケーションはないだろう。

 「即レス」も同様にアクノリッジメントの一つだ。ただメールへのレスが遅いというだけで、相手は「自分の存在が軽んじられている」と思い込む可能性はある。

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