「ローソンの偏愛アイテム」まさかの人気、カタカナTシャツも売れてます(2/4 ページ)
ローソンが6月10日に限定発売した「偏愛アイテム」に、じわじわと注目が集まっている。特に、Tシャツは“ローソンらしさ”が際立ち、SNSで賛否両論が見られる。社内でも反発や疑問があったというが、実際売れているのか?
斬新なデザインは、どう生まれた?
「ローソン偏愛アイテム」は、創業50周年記念商品として創業祭を盛り上げる目的で誕生した。2024年にローソン店舗限定で発売したローソンイメージカラーの「無印良品」の靴下とハーフハンカチが非常に好調であることから、“ローソンらしい”アイテムを発売することにしたという。
ローソンでの「無印良品」靴下の購入者は約6割が男性だが、ローソンカラーの靴下購入者は約7割が女性だった。同商品の発売により、発売後2週間の「無印良品衣料品」カテゴリーの売上高は、前年比で3割以上伸長したという。
今回、発売した「ローソンオリジナルTシャツ」は、一目で“ローソンのもの”と認識できるようなデザインで、「ストライプ」と「カタカナ」の2種類がある。
「制服をモチーフにした『ストライプ』は、制服に使用している水色のストライプにピンクを1本加えて、ローソンらしさを強調しました。『カタカナ』は、若年層やインバウンドの方に人気のカタカナ表記を取り入れ、とにかく“ローソンの製品”だと分かるものを目指しました」
“ローソンらしさ”は伝わるものの、特に「カタカナ」は着て街を歩くには勇気がいるデザインかもしれない。社内では、どんな反応だったのだろうか。
「社内アンケートでは『ストライプ』が一番人気で、『これなら着て歩ける』『制服を着てみたい人に良さそう』などの意見がありました。対して『カタカナ』は、『大丈夫?』『本当に売れるの?』といった反発や疑問が多かったですね。その反面、『すごくいい』『ぜひ着たい』という声も聞かれて。若年層や外国人の方にカタカナTシャツが好まれている事実もありますし、『着たい』という社員の声を信じて製品化にいたりました」
「シャープペンシル」は、店舗のクルーも日常的に使えて、消費者にとっても使いやすいものとして開発。「ハンドタオル」は、昨年発売したハーフハンカチに対して「大きくしてほしい」という声があったことを踏まえ、サイズを拡大した。「ティッシュ」は、以前からアニメなどのIP(知的財産)とコラボして発売した製品が好評だったことから、自社の人気製品「からあげクン」のデザインとした。
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