インタビュー
「ブランケットじゃ足りない」を突破せよ 電車の座席みたいに温かいヒーターが生まれた理由:あったかグッズ(2/4 ページ)
電気代高騰を背景に、部屋全体ではなく“自分だけ”を温めるパーソナル暖房が伸びている。サンコーは「着るこたつ」「足首ヒーター」「折りたたみ足湯」などを拡充し、省エネ性と使い勝手を武器に新たな冬家電市場を開拓している。
足首を温めて「ながら温活」
11月に発売した、あしくび電気毛布「くるぽっか」(7980円)は、足首に巻き付けて使うヒーター内蔵のレッグウォーマーだ。専用の軽量モバイルバッテリー(約60グラム)が2個付属し、コードレスで使える。
開発の背景には、女性社員の「仕事や家事中の足元の冷えを解決したい」という悩みがあった。足首を温める製品は流通しているものの、コード接続タイプが主流。コードレスタイプは珍しく、オフィスや家事中にも装着できる点が特徴だ。
温度設定は強(約45度)、中(約40度)、弱(約35度)の3段階で調節可能。固定方法には面ファスナー式を採用し、ゴムのような締め付けがなく、自分の好きな強さで固定できる。裾のゆるいボトムスなら、中に着用しても目立たず、オフィスにも最適だという。
「くるぽっか」は12月10日時点で、160台を販売。初回入荷数が少量だったため一度品切れとなったが、在庫復活後は売れ行きが戻っているという。今シーズンは、1400台の販売を目標としている。
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