続・初ボーナスで買いたい腕時計――5年後の自分に似合う時計を考える：菅野たけしのウォッチWatch（4/4 ページ）

ラドー　「ジ・オリジナル クラシック」

オリジナルとなるのは1962年に誕生した時計。バレル（樽型）シェイプのケースは、耐傷性の高いハードメタルを採用。当時より自動巻の証として付けられたアンカーマークは、最新モデルにも継承されている。塊感＆存在感のある不変のデザイン、アクセントにレッドを配した文字盤、多面カットを施したサファイアクリスタル製の風防など、ワンランク上の品質と装備が魅力。

ステンレススチール、自動巻、100m防水、デイト表示、品番：R12.637.113、価格：15万9600円、問い合わせ先：スウォッチ グループ ジャパン ラドー事業部、TEL:03-6254-7331

自動巻の証として付けられたアンカーマーク

マーヴィン　「M104」

大きめなアラビア数字（12／3／9）と、バーインデックスの組み合わせが、トラディショナルナ雰囲気をたたえる。その一方で、7時位置のゼンマイの巻残量（42時間）がどれだけ残っているかを表示するパワーリザーブがメカ的にもデザイン的に特徴の時計。ケースカラーは、ビター＆スイートな雰囲気で人気の高いピンクゴールド（PVD加工）。

自動巻、5気圧防水、パワーリザーブ表示、デイト表示、品番：M104.53.84.68、価格：22万0500円、問い合わせ先：ムラキ　TEL:03-3273-0321

ゼンマイの巻残量（42時間）がどれだけ残っているかを表示するパワーリザーブ

著者プロフィール：菅野たけし

　サラリーマンのかたわら、アンティークウォッチ収集に身を投じ、数奇な人生を歩む。近頃はキャラクター系クロックにまで手を広げ、ますますドロ沼にはまっている、業界屈指のゼンマイ兄貴（ほんとはオヤジ）。

菅野たけしのウォッチWatchとは？

　4月から＋D Styleで始まった、時計にまつわる新連載。今回のような新作腕時計の話はもちろん、これまでに筆者が、時間と脚力とわずかなへそくりを使って手に入れてきた古今東西の時計の数々についても語ります。博物館モノから最新モデルまで、なるほどウンチクネタを半分、トホホなズッコケ話半分くらい織り交ぜておとどけする予定です。