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第118回 夏と水着と親近感の関係今日から始めるデジカメ撮影術(2/3 ページ)

» 2009年07月30日 08時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]

 でも中望遠くらいで少し離れて撮ると、きれいに撮れるけど、ちょっとよそよそしい。

 そんなときは大胆に、モデルを撮りに海まで来てるわけじゃないから(いや、わたしはモデルさんを撮ってるのだけど、普通、海で撮るといったら仲のいい友達とか彼女とか家族とかではないですか)、ぐっと近寄って撮ってみるべし。

 同じようなポーズでも広角にして近距離で撮るとこんなに感じが変わる。

 広角側を使うと遠近感が強く出るので、ぐぐっと近寄り、つま先立ちをして高い位置から狙うべし。そうすれば顔から足元まで入る。広角だと寄って撮らなきゃいけないので、その分親近感も出るってもんだ。

 さらに超プラスの補正っ

 普通は+1前後の補正でいいけど、思い切って+3の補正をかけておもいっきり白っぽく撮ってみた。より白く撮られたい、撮りたい、というときはめいっぱいプラスにしてみるのも楽しい。

 あるいはフラッシュ発光っ

 フラッシュを強制発光すると、日中なのに正面から光があたり、印象的な絵になる。わざとらしくなるとも言うけれど、それもまた楽しい。

 キーワードは「もっと近寄って海辺で明るくて楽しそうな写真を広角+フラッシュで撮るのだ」である。フラッシュで撮ると細かい露出をあまり気にしなくてもそれなりに明るくなるし、目の中に白い光点がはいって目元がパチッとする。

 あとは遊びながら大量に撮るのだっ。

広角で撮るときはこういう遠近感のあるポーズがより誇張されて楽しい
広角で下から撮るときはフラッシュを。いろんな立ったりしゃがんだり、いろんなアングルで遊びながら撮ると楽しい
広角だと背景が広く入るから、わざと右端において海で叫んでるっぽくしてみた。端っこに彼女を置くときは大胆に

 広角だと近くで撮ることになるから、コミュニケーションしやすいし、撮る方も撮られる方も楽しいし、よそよそしくないし、盗撮と間違われることもない。

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