防水デジカメの選び方を考える――2010年版(1/2 ページ)
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定着した防水デジカメ
今年も暑い夏が間もなくやってくる(関東地方はまだ梅雨明けしていないが)。このシーズンの行楽に役立つのが防水デジカメ。昨年ほどの“当たり年”ではないが、今シーズンも各社から防水デジカメがリリースされている。まずは各社製品の仕様を比較しよう。
現在市場で手に入る防水デジカメはソニー「DSC-TX5」、ペンタックス「Optio W90」、富士フイルム「FinePix XP10」、パナソニック「LUMIX DMC-FT2」、オリンパス「μTOUGH-8010」「μTOUGH-6020」「μTOUGH-3000」、カシオ計算機「EXILIM G EX-G1」、キヤノン「PowerShot D10」の9製品。昨年と変わらず、あるいは小さなバージョンアップにとどまったモデルもあるが、DSC-TX5やEX-G1といった新顔も混ざっている。
防水を含めたタフネス性能は各製品でさまざま。スノーケリングに持参して水中で撮るのがメインなのか、それとも水遊びに持っていくのがメインなのか、はたまた、日常の安心かを求めるかで重視するポイントは変わってくる。まずはタフネス性能についてチェックしてみよう。
| 製品名 | 防水性能(水深) | 防じん性能 | 耐衝撃性能 | 耐寒性能 |
|---|---|---|---|---|
| DSC-TX5 | 水深3メートル | ○ | 高さ1.5メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| Optio W90 | 水深6メートル | ○ | 高さ1.2メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| FinePix XP10 | 水深3メートル | ○ | 高さ1メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| LUMIX DMC-FT2 | 水深10メートル | ○ | 高さ2メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| μTOUGH-8010 | 水深10メートル | ○ | 高さ2メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| μTOUGH-6020 | 水深5メートル | ○ | 高さ1.5メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| μTOUGH-3000 | 水深3メートル | ○ | 高さ1.5メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| EXILIM G EX-G1 | 水深3メートル | ○ | 高さ2メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
| PowerShot D10 | 水深10メートル | ○ | 高さ1.22メートルからの落下試験をクリア | -10度まで |
並べてみるとLUMIX DMC-FT2、μTOUGH-8010、PowerShot D10の3製品が水深という意味での防水性能が高いことが分かる。μTOUGH-8010はそのほかの項目でも他製品より秀でており、タフネス性能という意味ではNo.1といえる。ただ、FinePix XP10を除くといずれも防水については「JIS/IEC保護等級8(IPX8)相当」と表記されている(FinePix XP10は「保護規格IP68」と表記されている)。
この「JIS/IEC保護等級」とは「日本工業規格」(JIS)ならびに「国際電気標準会議」(IEC)の定めた、対象がどの程度外的要因に影響を受けないかに関する規格で、JIS/IEC保護等級8は「継続して水中で使用(潜水)しても有害な影響はない」を意味する。注意したいのはこの規格はあくまでも「水中で継続利用できる」ことを示すものであり、どれぐらいの水深(水圧)に耐えられるかは各社の検証によっているということだ。
DSC-TX5やDMC-FT2、Optio W90などいくつかの製品では水中での連続利用可能時間が明記されている(Optio W90ならば、「水深6メートルで連続2時間の水中撮影が行える」とされている)。水辺で遊ぶというより水中で利用することをメインと考えるならば、こうした利用時間に気を配るのも、製品の選び方のひとつだ。
耐衝撃については、FinePix XP10が1メートルとやや低いものの、μTOUGH-8010など2メートルの高さからの衝撃に耐える機種もある。落下場所は必ずしも平らとは限らないうえ、その場所も砂浜や岩場、あるいはコンクリートなどさまざまだろう。これら製品が一般的なデジカメよりはラフに扱えることは間違いないが、ストラップやカラビナを使って、不意の落下がないように務めたい。
このホールディング性という意味ではPowerShot D10とOptio W90に注目したい。PowerShot D10には「アウトドアキット」が用意されており、装着することでネックストラップ/ショルダーストラップ/腰つりと3種類の持ち歩きができる。Optio W90にはストラップ付きカナビラが同梱されている。別売オプションの充実ではEX-G1だ。アーバンド付きケースやソフトケース、カラビナ/ネックスストラップ、フローロストラップと4種類のオプションが用意されている。
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