さまざまな「写真展」を随時案内していく本コーナー。ここでは、オリンパスギャラリー東京で、2014年11月20日から開催予定の河原雅夫写真展「Re-View 6×6」を案内する。
大阪湾岸の風景を素材に、6×6モノクロフィルムで撮影しています。
湾岸エリアには、日常では目にすることのない巨大な工業資材や、飾り気も素っ気もない単調な建物、うず高く積み上げられた砂や砂利などが数多く存在しています。
一見美しさとはほど遠く、誰もレンズを向けないであろうそれらの被写体を、17年前に初めて目にした時から、なぜか強烈に惹かれ、今も飽きることがありません。
前回あったものがなかったり、新たに別のものが登場したり、湾岸というところは私にとってまるで常に変化する巨大な生命体のようです。
また、単調なフォルムであるがゆえに、光によって刻々と劇的に変化する姿かたち…。
美しく魅力的な造形に見えたり、つまらない物体にしか見えなかったり。
訪れる度にこちらの予想が裏切られるのが小気味よく、毎回新鮮な気持ちになります。
時と共に如何様にも変貌するそれらの被写体から、私は挑戦され、試されているようにいつも感じています。
〜太陽の強烈な直射光によってフィルムに焼きつけた光と影を、銀塩モノクロプリントのもつ唯一無二の豊かな諧調によって「私の写真」という次元で再びよみがえらせる〜
それが私の考える「Re-View」であり、ただその一点に関心を持ち、撮影を続けています。
名称 | 河原雅夫写真展「Re-View 6×6」 |
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開催期間 | 2014年11月20日(木)〜11月26日(水) |
開館時間 | 10時〜18時(最終日15時終了) |
定休日 | 日曜、祝日 |
入場 | 無料 |
会場 | オリンパスプラザ 東京 |
※2014年12月5日(金)〜12月11日(木)に、オリンパスプラザ 大阪でも開催
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