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» 2015年04月24日 08時00分 公開

新世代カメラを楽しむ:カシオの行楽コンデジ「EX-ZR1600」は、自撮りから風景まで、楽しさを簡単にシェアできる (3/3)

[荻窪圭,ITmedia]
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自動転送は便利だけどバッテリーには注意

 こんな調子でひととおり撮りまくって遊んだら、撮った写真を見て「これがいい、これが欲しい」の時間。もう1つの大事なポイントである写真のシェア機能だ。

EXILIM EX-ZR1600 カメラで撮った写真がすぐにスマホで確認できる

 普通のWi-Fi搭載デジカメは、撮った後で自分で転送作業をしなきゃいけない。当たり前だけど、カメラ側で選んで送るにしろスマホ側で選んで受け取るにしろ、何らかのアクションが必要になるわけで、それがけっこう面倒なのだ。

 それを解決すべく、ZR1600はデジカメとスマホの「常時接続」を搭載した。あらかじめカメラとスマホをBluetoothでペアリングしておき、Wi-Fiでの接続を設定し、カメラ側で「自動転送」をオンにしておく。

 カメラ側で撮影すると、Bluetoothを使ってスマホを探し、スマホ側がBluetoothで目覚め、両者をWi-Fiでつなぎ、撮った写真をバックグラウンドで転送するという仕組みだ。

 スマホはバッグに入れておいても、気が付いたら撮った写真がそこに入っているという仕組み。

EXILIM EX-ZR1600EXILIM EX-ZR1600 スマホを立ち上げると、バックグラウンドで転送した分の通知がこのように表示される。いつの間にか転送されてるってのがよい。自動転送中にアプリを立ち上げると、右のような画面になる

 これは便利。

 あまり大量に撮ると転送が追い付かなくなって溜まってしまうこともあるけれども、デフォルトの転送サイズが3Mなので、これでまず問題ないだろう。あれこれ試したところ、機種によってスムーズに自動転送してくれたり、追い付かなくなったりしたのでそこは気を付けたい。

 ランチの時でもお茶するときでも、ちょっとした時間にスマホを取り出せばいつの間にかそこに写真が転送されてるので、その場ですぐにシェアしたりできて楽しい。

 ただし、自動転送をオンにしてどんどん写真を撮っていると、それなりにバッテリーを消費する点は注意だ。CIPA基準で約455枚のバッテリー寿命を持つので、通常の撮影では余裕があるが、自動転送しているとその半分くらいでバッテリー残量が厳しくなる、という感じ。Bluetooth自体は省電力なのでそれほど影響はないだろうが、転送時のWi-Fiの負担が大きいのかもしれない。

 よってたくさん写真を撮る人はモバイルバッテリーを持って行くのがいい。ただ、カメラを使いながらの充電はできないので、休んでいる間にマメに充電しておくのがいいだろう。

EXILIM EX-ZR1600 モバイルバッテリーで充電

 microUSB端子でUSB充電できるってのは行楽デジカメには必須機能ですな。スマホと兼用で大容量のモバイルバッテリーを持っていけば充電もできるし、泊まりがけならUSBアダプターを持っていけばいい。別途充電器を持っていくよりはずっと楽だ。

Sceneでお茶しながらその場でシェア

 写真がスマホに入ったら、あとはスマホの世界なので好きなアプリを使えばいいのだが、カシオはSceneという写真共有サービスと連携してるのでそれを使ってみる。

 ZR1600とスマホを連携させる専用アプリ「EXILIM CONNECT」を開くと、Sceneへのショートカットや「アルバムでシェアする」機能が用意されている。「アルバムでシェアする」はSceneのアルバムへ自動的に写真を転送する機能だ。

EXILIM EX-ZR1600 スマホアプリEXILIM CONNECTで「アルバムでシェアする」を設定しておくと、アルバムに自動で写真が転送できる

 これをオンにしておくと、指定したアルバムに自動的に写真が転送されるので一番世話がないが、たくさん撮って、選んでからシェアしたい人は手動でやるべし。Sceneは、EXILIM CONNECTからさっと呼び出せる(インストールしてないときは、ストアへジャンプしてその場でインストールできる)。

 Sceneはアルバムをつくってそこに写真を転送し、参加者だけがそれを見ることができるという無料のアプリ兼サービス。

 例えば今回のように何人かで遊びにいったとしよう。スマホに転送された写真からよさげなのをピックアップして、新しいアルバムを作る。そうするとアルバムに写真がアップロードされる。

EXILIM EX-ZR1600 こんな感じでアルバムを作ることができる

 続いて他のメンバーと共有する。

 アルバムの共有を実行すると、どうやって相手にアルバムのURLを教えるかを選べる。その場にいる人の間で共有するなら、簡単なのはQRコード。画面にQRコードが表示される。

EXILIM EX-ZR1600 「アルバムを共有」を実行するとこのように共有方法がいくつも出てくるので「QRコード」を選ぶ。これがお勧め

 相手にもアプリをダウンロードしてもらい、SceneのQRリーダーを起動。それで画面のQRコードを読み取れば完了だ。それでアップロードしたアルバムをその場で共有できるし、参加者も写真を追加できる設定にしておけば、みんながそれぞれ同じアルバムに写真を追加できるので、その場で行楽アルバムのできあがり。

EXILIM EX-ZR1600 アルバムの設定。参加者の「写真を追加」をオンにしておけば他の人も自分で撮った写真を追加できる
EXILIM EX-ZR1600 他のスマホからアルバムに写真を追加。追加したい写真を選び、「写真を追加」を実行するとこの画面になるのでOKすればよし

 これ、予想以上に作業が簡単。このくらい簡単なら、途中で休憩したりお茶したりしてるときにさっとアルバムを作ってシェアできる。

 写真を見るだけならSceneアプリがなくても大丈夫だ。URLをメッセンジャーなどで送ってWebブラウザで見てもらうこともできるので、参加していない友達や家族などとも簡単に写真が共有できる。

EXILIM EX-ZR1600 撮った写真をその場で画面が大きなスマホで見ているの図。画面はSceneのアルバム

 イマドキ、自分撮りが得意だったりWi-Fiでスマホと連携できるデジカメはまったく珍しくないが、撮る→スマホに転送する(しかも自動)→その場でシェアする、という流れまで作ってくれるデジカメははじめて。

 カメラ単体でみると最高レベルってわけじゃないけど、写真は「撮る→見る→見せる」の3つがそろってやっと完結するということを意識してスマホと連携してることがわかって面白いのだ。

 これはもうスマホと一緒に楽しむカメラなのである。

 というわけで、最後に楽しげな写真を。

EXILIM EX-ZR1600 源氏山公園で頼朝公をバックに
EXILIM EX-ZR1600 シャッターを押した瞬間とその前後の3枚を連写していいものを選べる「トリプルショット」機能で撮った海辺のジャンプ

 遊びに連れて行くのには、ちょうどいいカメラと言える。ZR1600で、よい行楽を。

(モデル:多東えりか、長澤佑香 オスカープロモーション)

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