NOOK Simple Touch with Glowlight――Barnes & Noble：電子書籍端末ショーケース

往年の名機から最新のタブレットまで――古今東西の電子書籍端末をショーケース風に紹介する「電子書籍端末ショーケース」。ここでは、米書店大手Barnes & Nobleの「ライト内蔵」電子書籍リーダー「NOOK Simple Touch with Glowlight」を取り上げる。

[山口真弘，ITmedia]

製品概要

　E Ink電子ペーパーを採用した、米書店大手Barnes & Nobleの電子書籍リーダー端末。本体にライトが内蔵されており、暗所でも読書が楽しめることが大きな特徴。ライトを搭載しつつライト非搭載の「NOOK Simple Touch」の7.48オンス（212グラム）よりも軽い6.95オンス（197.0グラム）となっているのも目を引く。

　それ以外の仕様はNOOK Simple Touchにほぼ準じており、タッチ操作に対応した6インチ（800×600）の画面、本体左右のページめくりボタン、ホーム画面などへのナビゲーションが表示される本体下部の「n」マークのボタンなどのインタフェースを備える。

　OSはAndroidベースだが独自にAndroidアプリをインストールすることはできない。ラインアップはWi-Fiモデルのみ。PDFビューワなどとしての利用は可能だが、日本では未発売で技適マークがない製品なので、無線機能を国内でそのまま使うと電波法違反に当たる点は注意。

スペックで見る「NOOK Simple Touch with Glowlight」

メーカー	Barnes & Noble
国内発売時期	未発売
発売時価格	139ドル
専用／汎用	専用
OS	独自（Androidベース）
OSバージョン	1.2.1
サイズ※最厚部	165.4（奥行き）×126.6（幅）×12.0ミリ
重量	約197グラム
解像度	600×800ドット
ディスプレイ	電子ペーパー(E Ink)
カラー／白黒	モノクロ16階調
画面サイズ	6インチ
通信方式	802.11 b/g/n
Bluetooth	なし
内蔵ストレージ	2Gバイト
メモリカードスロット	microSD
バッテリー持続時間（メーカー公称値）	1カ月（Wi-Fiオン）／2カ月（Wi-Fiオフ）
タッチ操作	対応
対応フォーマット	EPUB、PDF、JPG、GIF、PNG、BMP
コネクタ	microUSB
電子書籍ストア	Barnes & Noble eBookstore
そのほか	海外での発売は2012年5月

最終更新日：2013年5月14日

写真で見る「NOOK Simple Touch with Glowlight」

筐体は従来のGlowlightなしモデルと同一だが、エッジ部のパーツが黒ではなくグレーである点が異なる（写真＝左）／画面サイズは6インチ（写真＝中央）／CD-Rとの比較。他社のE Ink端末に比べると縦のサイズが短いが、ページめくりボタンを搭載することから横幅はやや広い（写真＝右）

正面。左右にはページめくりボタンを備える（写真＝左）／左側面。ボタン・端子類は特にない（写真＝中央）／右側面。microSDスロットを備える（写真＝右）

上面。電源ボタンを備える（写真＝左）／底面。microUSBコネクタを備える（写真＝中央）／背面。中央部がへこんだ独特のライン（写真＝右）

「n」の形状をしたホームボタンを長押しするとライトが点灯する。背面からではなく上方から照らす構造で、4カ月後に発売されたAmazonのKindle Paperwhiteに比べると明るい箇所と暗い箇所の差が激しい

ホーム画面。現在読んでいる本、履歴、おすすめなどが表示される（写真＝左）／ライブラリ画面。条件による絞り込みやリスト表示も可能。これらはいずれもGlowlightなしモデルと同じ（写真＝中央）／コンテンツを表示したところ。ページめくりはタッチ操作のほか、画面左右の物理ボタンでも行える（写真＝右）