Sun、高機能携帯アプリ開発でNokia、Vodafoneと提携

» 2004年06月29日 09時55分 公開
[IDG Japan]
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 米Sun Microsystemsは6月28日、Javaを使ったさらに高機能な携帯電話向けアプリケーションの開発を目指し、NokiaおよびVodafone Groupとの提携を発表した。

 米サンフランシスコで開催のJavaOneカンファレンスで28日に明らかにしたところによると、Nokiaの多人数参加型ゲーム開発用プラットフォーム「Snap Mobile」には、J2ME Wireless Toolkit、Java System Content Delivery Server、Java Enterprise Systemが組み込まれる。Sunのコンシューマー&モバイルシステム部門製品マーケティング担当上級ディレクター、ジュアン・デュワー氏は、今より多くのモバイル向け多人数参加型ゲームを開発・提供する態勢を整える考えだと説明した。

 Nokiaは、J2ME Wireless Toolkitを年内に組み込み、SNAP Mobileゲームの検証を今年後半には始める見通しだ。

 またJavaOneでは、Sega.comのSega Mobile部門も定番の多人数参加型ゲームとしてJavaベースのReversi、Blackjackを展示している。Snap Mobileプラットフォームで開発したものだという。

 さらにSunは、欧州の携帯電話キャリアVodafoneの3Gモバイルデータサービス向け新プラットフォームの開発にも協力している。「Vodafone VFX」は、3G携帯向けVodafone Liveサービスの基盤となる。Vodafone Liveサービスは現在、GSM/GPRS上で提供されているとデュワー氏。共同開発作業は現在進行中だとするが、リリース日については明かさなかった。

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