省庁WebサイトへのDoS攻撃、詳細は「調査中」

8月1日から3日にかけて、8つの省庁のWebサーバに対しDoS攻撃が仕掛けられていた。

» 2004年08月05日 19時35分 公開
[ITmedia]

 8月1日から3日にかけて、8つの省庁のWebサーバに対しDoS攻撃が仕掛けられていたことが明らかになった。この結果、これら政府機関のWebサイトの応答速度が低下し、Webページにアクセスしても反応しなかったり、表示が遅くなったりしたという。ただし、内閣官房情報セキュリティ対策推進室によると、Webサイトの書き換えなど、DoS状態以外の被害は生じていないという。

 この7月末には、MyDoomワームの亜種によりGoogleやYahoo!といった大手検索サイトでDoS状態が生じたり(7月27日の記事参照)、オンライン広告会社DoubleClickのDNSサーバに大規模なDoS攻撃が仕掛けられたり(7月28日の記事参照)する事態が相次いだ。

 このDoS攻撃がワームによって引き起こされたのか、それとも別種の攻撃によってなされたのかなど、原因や詳細はいまだ「調査中」。なお、攻撃元のIPアドレスは明らかにしていないが、アクセス制限を施すことによって、8月4日にはDoS状態は解消された。「もともとさまざまな対策を施していたため、Webページが見えない時間が生じたものの対処はできている」と同室では説明している。

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