横浜で開催されているTech・Edの二日目には、その10周年を祝うイベントが開催された。コミュニケーションをキーワードにさまざまな新機軸が見られる今回は、開発者をはじめ多くの人々がイベントに参加、会場は華やかなにぎわいを見せた。
マイクロソフトの開発者向けコンファレンスイベントとしてスタートしたTech・Edは、今年で10周年を迎える。この契機にそのターゲットをアーキテクトやITProにまで広げるといった変貌を図る一方、参加者とのコミュニケーションを主眼とした新機軸も新たに用意されている。
会期中の毎日3回行われている「カモン! マイクロソフト オープンステージ 〜Doing More With Less〜」は、通常のセッションでは伝えきることのできない情報やセッションスピーカーの生の声を、20分の時間内でできるかぎり直接ユーザーへ伝えようというもの。
セッションのおさらいという側面を持ち、開発者ステージ、ITProステージ、セキュリティステージと3つのステージが用意され、それぞれにふさわしい話題で展開されている。
どのステージも活気にあふれており、とくにセキュリティステージは常に立ち見が出るほどの盛況振り。
「こうした仕組みは絶対必要だと考えています。むしろわれわれのほうが求めていた形なんです」と語ってくれたのは、マイクロソフトのあるプログラムマネージャーの一人。たしかにそのとおり、スピーカーのほうも聴衆も、通常セッションとは異なる緊張感というか、むしろ双方がよりリラックスした雰囲気で、コミュニケーションがとれていたのが印象的だった。
二日目の9月8日は、すべてのセッション終了後に、Tech・Ed 10周年を祝う「Tech・Ed&MSDN 10th Anniversary Party」が開催された。
今回、Tech・EdはMSDNとともに10周年を迎える。思えば長いものだが、この世界でdecadeなんていう単位はあっという間だ。
そんなことを知ってか知らずか、パーティーはにぎやかに進行した。
会場入り口で配られたうちわによる○×クイズは盛り上がりを見せた。その名のとおり二者択一による全員参加のクイズで、景品もどこぞの宿泊チケットなど豪華なのだが、一般問題の中にマイクロソフト問題というのが含まれており、これがなかなかMSマニアでも頭を悩ませる設問だ。
という設問だが、お分かりだろうか。答えは当然、日本で○だ。
では、
いかがだろうか。答えは、ご興味があれば「Microsoft Tech Ed Asia 1994」で検索を……。
会場ではこのほか、ラジコン大会や某乗り物体験など盛りだくさんのイベントが繰り広げられた。
10周年を記念した特別なパーティーではあったが、ユーザー同士のコミュニケーションオポチュニティとしても有効な催しだったのではないだろうか。Tech・Edの名物イベントとして継続されることを望みたい。
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