IDC、PC出荷台数予想を引き上げ

IDCは世界PC出荷台数の伸び率を上方修正した。同社調査によれば、商用PCの需要拡大が牽引しているという。

» 2004年09月28日 08時08分 公開
[ITmedia]

 調査会社米IDCは9月27日、今年の世界PC出荷台数伸び率予想を6月時点の13.5%増から14.2%増に引き上げた。商用PCの需要拡大が続いていることを受け、出荷台数は総計1億7650万台に達すると見込んでいる。

 4〜6月期の商用PC出荷は17.2%の伸びとなり、1999年半ば以来の伸び率を記録した。コンシューマー向けPCでは今年下半期の伸び率は9%にとどまる見通しだが、商用PCが伸びていることから通年の予測を上方修正したとしている。

 一方、2005年の伸び率は従来予測よりも0.2ポイント引き下げて10.5%増を見込んでいる。それ以降の年は1けた台の伸びが続く見通し。

 「4〜6月期の実績には、西欧および世界のほかの地域での堅調な伸びが大きな役割を果たしたが、米国での伸び率は予想を下回って1けた台となった。全体の伸び率予想はわずかに引き上げたものの、コンシューマーおよびノートPC市場では予想を引き下げたことにも注意を払う必要がある」と、IDCディレクターのローレン・ラバーデ氏は指摘している。

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