IBM、年金訴訟和解の影響で利益横ばい

» 2004年10月19日 08時40分 公開
[ITmedia]

 米IBMが10月18日発表した第3四半期(7〜9月期)決算は、継続事業の売上高が前年同期から9%増えて234億ドル、利益は1%増の18億ドル、1株利益は4%増の1.06ドルだった。

 同社は9月、年金プランに関連して従業員から起こされた訴訟の部分和解に伴い、一時経費3億2000万ドルを計上しており、これを除くと継続事業の利益は12%増の20億ドル、1株利益は15%増の1.17ドルになっていた計算。

 サミュエル・パルミサノ会長兼CEOは発表資料で「通常であればハイテク業界にとって困難な四半期にあって、IBMは過去数年で最大級の売上高と利益の伸びを達成した」と述べている。

 同氏の談話によれば、ビジネスパフォーマンス・トランスフォーメーションサービス事業は前年から45%以上の増収となり、新市場のブラジル、中国、インド、ロシアを合わせると30%強の伸びを記録。オンデマンドを導入する顧客も増加している。

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