神奈川大学、国内教育機関で初めて「Sun Java Enterprise System」を採用

サン・マイクロシステムズとソニーブロードバンドソリューションは10月19日、学校法人神奈川大学が学内の認証基盤をはじめとした情報システムを対象に、「Sun Java Enterprise System」を採用したことを発表した。

» 2004年10月19日 18時20分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 サン・マイクロシステムズとソニーブロードバンドソリューションは10月19日、学校法人神奈川大学が学内の認証基盤をはじめとした情報システムを対象に、「Sun Java Enterprise System」を採用したことを発表した。

 神奈川大学が採用したのは、常勤教職員一人あたり年額5500円で利用可能な、教育機関向けの「Sun Java Enterprise System for Education」で、国内の教育機関としては今回の神奈川大学の採用が初めての事例。実際のシステム構築は、ソニーブロードバンドソリューション、有限会社アルテスコンサルティングおよびサンが協力して行う。

 神奈川大学では第1弾として、横浜・湘南ひらつか・中山と3つのキャンパスに分散している学生・生徒、教職員のIDやパスワード情報を統一し、一元管理する「アカウント統合・認証基盤システム」を完成させ、セキュリティの向上と管理コストの低減を実現した。同システムは、「Sun Java Enterprise System」を構成するソフトウェアのうち、Sun Java System Directory Serverをベースとしている。

 今回第2弾として、その基盤システムをもとに、図書館やシラバス(講義情報)、休講情報など学内の様々なWebアプリケーションに対してのシングルサインオンシステムを10月上旬より運用開始している。ソフトウェアとして「Sun Java Enterprise System」の中のSun Java System Access Managerが、ハードウェアとして4台のSun Fire V240が導入された。

 さらに今後4年間にわたって、ポータルやメール、Webアプリケーションなどの学内のシステムに「Sun Java Enterprise System」とSolarisを積極的に採用するとしている。

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