HP、低価格なギガビットLANスイッチ発売

「市場価格の3分の1」に抑え、シェアアップを狙う。

» 2004年11月04日 14時56分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは11月4日、安価なレイヤ3スイッチ新製品「ProCurve Switch 3400cl」シリーズ2モデルと、同製品向けの10Gビット対応モジュール「ProCurve 10GbE」シリーズ4モデルを発表した。スイッチは同日、モジュールは12月1日に発売する。価格を抑えた新製品の投入で、最大手のシスコシステムズに対抗する(関連記事参照)

 Switch 3400clシリーズは、1Uタイプのギガビット対応スタッカブルスイッチ。ダイナミックIPルーティングに対応する。

 1000BASE-Tポート×44と、miniGBICと1000BASE-T兼用ポート×4を備えた「ProCurve Switch 3400cl-48G」と、1000BASE-Tポート×20と、miniGBICと10/100/1000BASE-T兼用ポート×4を備えた「同24G」をラインアップ。価格は、48Gが121万8000円(税込み)、24Gが63万円(同)。

 10GbEシリーズは、Switch 3400clを10GビットEthernetに対応させるモジュール。ラインアップは以下の通り。

製品名 仕様 価格(税込み)
CX4 Copper Module 10Gbase-CX4ポート×2 30万4500円
10GbE Media Flex Module 10GbE X2用トランシーバースロット×2 45万6750円
10GbE X2-CX4トランシーバ CX4コネクタ 18万9000円
10GbE X2-SC LR Optic 10GBase-LR光ファイバポート 67万7250円

 同社プロカーブネットワーキングビジネス部の中島将博マーケティングマネージャは「国内では来年にかけてギガビットの需要が高まる。他社同等品の市場価格の3分の1程度と低価格な新製品を投入し、シェアを一気に高めたい」とした。

 また同日から、ProCurve 2600/2800シリーズに、Web/Mac認証機能など新機能を追加した。既存ユーザーは11月中旬からWebサイトから無償でソフトウェアアップデート可能。

 さらに、ProCurveシリーズのレイヤ2、3スイッチを中心に、平均16%の値下げを行った。

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