日本SGI、Altix 3700シリーズの新モデルを発売

日本SGIは11月9日、ハイエンドLinuxサーバ「SGI Altix 3700シリーズ」を強化した「SGI Altix 3700 Bx2」を発売した。すでにエイムズ研究所などに導入されている。

» 2004年11月09日 13時22分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 日本SGIは11月9日、ハイエンドLinuxサーバ「SGI Altix 3700シリーズ」を強化し、2倍のバンド幅とプロセッサの搭載密度を実現した「SGI Altix 3700 Bx2」を発売した。

 同モデルでは、64ビットLinuxとItanium 2プロセッサを採用したほか、6.4Gバイト/秒を達成するSGIのNUMAlink 4インターコネクトを用い、Altixラック間のバンド幅を2倍に向上させるなどし、Altix 3700のコスト・パフォーマンスを50%向上するとともに、従来の2倍の実装密度による省スペース化と高い計算性能を実現している。

 標準のラックには64プロセッサを搭載でき、インテルが発表した9Mバイトキャッシュ搭載のItanium 2にも対応する。

 また、SGI製品としては初めてオプションとして水冷扉を設置可能にしている。この水冷扉は、近接して高密度システムを設置するような環境に最適なオプション仕様となっている。実際、今回スーパーコンピュータTop500リストの2位にランクインした米航空宇宙局(NASA)エイムズ研究所の「Columbia」システム(関連記事参照)に水冷扉を採用したAltix 3700 Bx2が導入されている。

 なお、Altix 3700 Bx2は、先日発表された日本原子力研究所(JAERI)のシステム(関連記事参照)にも導入される予定。

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