MS批判の業界団体代表、MSから975万ドル受領――英経済紙報道

独禁法問題でMSを批判していた人物が、MSから業界団体に支払われた和解金の一部を受け取っていたことが判明した。

» 2004年11月25日 08時25分 公開
[ITmedia]

 英経済紙Financial Timesは11月24日、米Microsoftが業界団体Computer and Communications Industry Association(CCIA)に支払った和解金のうち、975万ドルがCCIAプレジデントのエド・ブラック氏の手に渡ったと報じた

 ブラック氏は長年にわたり、独禁法問題でMicrosoftを強く批判してきた人物。Financial Timesは秘密文書から得た情報として、MicrosoftからCCIAに1975万ドルが支払われ、CCIA理事会の了承でこのうち975万ドルをブラック氏が受け取ったと伝えている。

 Microsoftは18日にCCIAとの和解を発表。和解条件としてCCIAは、Microsoftの独禁法違反問題に関して米国では連邦最高裁への上訴を見送り、欧州でも今後は欧州連合(EU)側に付かないことに同意した。しかし、MicrosoftからCCIAに支払う和解金額は公表していなかった。

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