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» 2004年11月29日 21時01分 公開

アイログ、.NET対応のビジネスルール管理ツールをリリース

アイログは主力のBRMS製品ラインの最新版「ILOG Rules for .NET」を12月3日から出荷すると発表した。

[怒賀新也,ITmedia]

 アイログは11月26日、都内で記者発表会を行い、主力のBRMS(ビジネスルール管理システム)製品ラインの最新版「ILOG Rules for .NET」を12月3日から出荷すると発表した。Java対応版であるJRulesだけでなく、.NET対応版のBRMSとなる。同製品を利用することで、ユーザーは、エンタープライズアプリケーション上での業務手順の変更を、ルールベースでかつ、Wordによる文書作成と同様に、簡単に行うことができるという。

Wordでビジネスルールを管理できる。

 BRMSは、企業の業務プロセスの中に組み込むことで、業務プロセスの変更やシステムの拡張による影響を吸収し、業務プロセス効率化を図ったエンジン。給与支払いや契約管理、請求管理など、企業にはさまざまなアプリケーションが存在しており、個別のアプリケーションを変更することによる影響範囲が不明確になるというリスクが常に存在している。

 BRMSを利用することで、個別のアプリケーションロジックをカプセル化し、独立させることができる。インタフェースのロジックをシステム全体にまたがって管理できるため、ビジネスの各種ルールが変更になった場合も、パラメータを変更するだけで、全体の整合性を保つシステムを運用することができる。

 アイログのビジネスルールマーケティング担当上級ディレクター、コリーン・マクリントック氏は、ビジネスとシステムとの関係を根本的に見直し、ビジネスを実現するための情報システムを構築するための手法として注目を浴びているエンタープライズアーキテクチャの導入においても、「BRMSは欠かせないコンポーネント」と話している。

 BEAシステムズは自社製品の一部としてJRulesを組み込んでいる。

 新製品は、Javaへの対応を中心とした既存製品と異なり、アイログとしては初めて、マイクロソフトの.NET Frameworkに対応したことが特徴。OfficeやVisual Studio .NETの開発環境、Windows Shareoint Servicesなどと統合できる。

 Rules for .NETに含まれる機能は、Officeを利用してポリシー管理者と業務担当者がビジネスルールを作成したり、変更したりする機能「ILOG Rule Solutions for Office」、Visual Studio .NET 2003対応のプラグインの提供により、開発者が慣れ親しんだ開発環境を使用してビジネスルールを作成し、テスト、導入するための「ILOG Rule Studio for .NET」、Windows SharePoint Servicesの最上層に構築され、ポリシー管理者と業務担当者がビジネス・ルールを共有したり共同作業を行う共有スペース「ILOG Rule Team Server for SharePoint」が含まれる。

 企業における各ユーザーごとに、JRules for .NETの利用シナリオをとして、開発者は、Rules for .NETと既に使い慣れているVisual Studio .NETの統合プラグインを利用することで、すべての.NETアプリケーションにビジネスルール管理機能を追加することができる。また、業務アナリストの役割は、Rules for .NETでビジネスルールを作成するために利用するボキャブラリを定義することだ。また、ビジネスポリシーの管理者は、ILOG Team Server for SharePointに保存されているビジネスルールにアクセスしたり、Webインタフェースを介してOffice内部で、ビジネスルールを管理することになる。

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