SAPジャパンは、NetWeaverのフロントエンドソリューション「SAP Enterprise Portal」のインストールおよび設定を容易に行える新ツール「SAP NetWeaver Rapid Installer」の提供を開始すると発表した。
SAPジャパンは11月29日、NetWeaverのフロントエンドソリューション「SAP Enterprise Portal(SAP EP)」のインストールおよび設定を容易に行える新ツール「SAP NetWeaver Rapid Installer」の提供を開始すると発表した。
同製品に含まれるのは、業務の流れを指定したビジネスパッケージが1つ。もう一方は、SAP EPのポータルプラットフォーム、ナレッジマネジメント、コラボレーション機能と、顧客企業に既に導入されているSAP Business IntelligenceやSAP CRMなどとの統合方法が、事前に定義されたプログラムで構成されている。
同ツールは、ウィザードベースの導入プロセスを提供している。ユーザーは、NetWeaver Rapid Installerを立ち上げ、EPサーバのインストール情報や管理ユーザーのパスワード、接続するBIやCRMのサーバ情報を入力したり、管理ユーザーのパスワードを指定するなど、ソフトウェアの要求に応じて質問に答えるだけでインストールを完了させることができる。
導入企業には、導入と設定に要する時間をこれまでの数日単位から約2時間へと削減したり、TCOの削減、管理コストの軽減といったメリットがある。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.