個人情報保護体制の確実な運用を――アズジェントが支援ツール

アズジェントは、個人情報保護や情報セキュリティ体制を確実に運用、管理するのを支援する「M@gicPolicy QUICK Ver.2.0」を発表した。

» 2004年11月29日 22時36分 公開
[ITmedia]

 アズジェントは11月29日、個人情報保護のための諸規定を空文化させず、確実に運用するのを支援するツール「M@gicPolicy QUICK Ver.2.0」を発表した。

 個人情報保護法の全面施行を控え、個人情報取扱基準の策定をはじめ、各種セキュリティ対策の導入、運用に迫られている企業は多い。ただ、セキュリティ「製品」を導入しただけでは、ISMS認証や情報セキュリティ管理基準、JIS Q 15001などが定めるセキュリティ体制を満たすことは困難であり、日々の運用や管理こそが重要なポイントになる。しかし、多くの企業ではなかなか運用の実効性を上げられずにいるのが現状だ。

 M@gicPolicy QUICKは、そうしたセキュリティ運用を確実に実行するのを支援するツールだ。社員ごとにセキュリティ運用のアクションを「To Do リスト」形式で配信し、運用が完了したらチェックを行わせることで、セキュリティ運用を確実に社内に浸透させる。また、これらチェックリストの結果をログ化し、セキュリティ分析資料を作成することによって、セキュリティ運用上の問題点を把握し、改善につなげることも可能だ。

 新バージョンでは特に、個人情報保護に対応した規程マニュアルや運用チェックリストが整備された。また、他のセキュリティ製品との連携を強化し、セキュリティ製品がカバーする運用チェックリストとの関係付けやログの連携表示といった機能が追加されている。さらに使い勝手やレポート機能の改善も施された。

 M@gicPolicy QUICKのサーバはWindows 2000 Server/Windows Server 2003上で動作し、クライアントはInternet Explorer 6.0以上のWebブラウザからアクセスする仕組みだ。価格は48万円で、12月1日より販売が開始される。

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