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» 2004年12月02日 12時19分 公開

Apache Software Foundationが常勤スタッフの雇用を検討

Apache Software Foundationは、ボランティアベースでは業務をさばけないとして、常勤スタッフの雇用を計画している。(IDG)

[IDG Japan]
IDG

 現在のところボランティアモデルで運営されているApache Software Foundation(ASF)が、常勤で専従のスタッフを近々雇い入れる計画だ。この中には専務取締役も含まれるという。ASFの役員が明らかにした。

 ASFの共同創設者でディレクターでもあるブライアン・ベーレンドーフ氏は「われわれは急成長してきたため、岐路に立っている」と述べ、ASFはボランティアで運営されているが、このままでは効率的な運営には限界が生じてしまうと説明する。ベーレンドーフ氏はカリフォルニア州ブリスベインに本社を置くCollabNetという企業のCTOでもある。

 ASFは1999年に非営利企業として設立され、Apacheコミュニティにサポートを提供している。Apacheソフトウェア開発者コミュニティは約1200人のデベロッパーが参加し、プロジェクト数はおよそ20が稼働している。組織はボランティアの取締役会9人が運営している。

 ASFは大規模になっており、ボランティアだけでは組織を運営していくことが困難になっていると、ベーレンドーフ氏は指摘。ASFはソフトウェアのプログラマーには報酬を払っていないが、システム管理などの、ボランティアがやりたがらない、不平の出やすい職種については報酬を支払うスタッフを雇い入れる計画もあるという。「ボランティアのシステム管理者に対して、ポケベルを持ち歩いて常に対応してくれとは強制できない」と同氏は言い添えた。4年前とは違い、ApacheのWebサイトのダウンタイムについて、人々はあまり寛容でなくなってきているとベーレンドーフ氏。

 常勤スタッフを雇い入れるためには、資金集めが必要だ。個人や企業からの賛助金を集める一方で、独立性も保たなければならないとベーレンドーフ氏は述べている。現在のところ、寄付金は任意のものとなっている。

 ASFのメンバーにより、雇用計画が討議されているところで、ASFでは新規プロジェクトを、いくつかの技術分野に限定することも検討中だという。

 弁護士への支払いも検討課題の一つだ。ベーレンドーフ氏によれば、SCO GroupがLinuxに対して仕掛けた法廷闘争により、オープンソースコミュニティは、コントリビューションの起源をより明確なものにし、コントリビューターの同意をはっきりとした形で得る必要が出てきたという。

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