Linuxサーバ販売額、2008年には91億ドルに――IDC予測

IDCの調査によれば、サーバ市場は2008年までわずかな伸びしか期待できないが、Linuxサーバは年率2割以上の伸張が見込めそうだ。

» 2004年12月07日 08時19分 公開
[ITmedia]

 調査会社IDCが12月6日発表した世界のLinuxサーバ市場に関する統計によると、Linuxサーバ販売額は2008年までに年率22.8%の伸びを示し、91億ドル規模に到達する見通しだ。これに対してサーバ市場全体の伸び率は年間3.8%にとどまる見込み。

 市場ではLinuxへの移行が加速しており、Linuxサーバ出荷の伸び率は2001年4〜6月期の15%から、2004年同期には40%に拡大。この間にLinuxサーバのフォームファクター構成も変化してデュアルプロセッサが支配的となり、次いでシングルプロセッサ、4プロセッサの順となっている。1998年から2003年にかけてデュアルプロセッサのLinuxサーバは年率89.8%増加、Linuxサーバ出荷総数の74%を占めるに至っている。シングルプロセッサも年率37.5%の堅調な伸び。

 サーバブレード市場では出荷台数ベースで約半数をLinuxが占めている。ラック式サーバでは20%、スタンドアロンサーバでは11%。世界のサーバ出荷に占めるLinuxサーバの割合は、2003年の15.6%から2008年には25.7%になるとIDCは予想している。

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