ニュース
» 2004年12月08日 19時22分 公開

オールインワンのセキュリティ機能で中小企業にアピール、フォーティネット

中小企業向けセキュリティアプライアンスを強化しているフォーティネット。多様なセキュリティ機能を1つのアプライアンスに統合し、専任の管理者を置けない中小企業へのアピールを強めている。

[堀哲也,ITmedia]

 フォーティネットジャパンは、中小企業向けセキュリティアプライアンスを強化している。「FortiGate-100」から「同-500」までの5モデルをAシリーズとして強化を図った。

 フォーティネットは、ファイアウォール/VPNだけでなく、ゲートウェイウイルス対策機能やIDSなどといったセキュリティ機能をワンボックスのアプライアンスとして統合した「FortiGate」を開発・販売している。専用OS「FortiOS」とASICにより、多機能ながらもパフォーマンスを確保しているのが特徴だ。

 また、Complete Content Protectionと呼ばれるアプリケーションレベルのコンテンツセキュリティ機能を搭載しており、複数パケットに分けられたコンテンツをメモリ上で展開して、不正なプログラムをリアルタイムでスキャンできる機能も搭載する。

FortiGarte Aシリーズとして強化された中小企業向けのFortiGarte

 米Fortinetプロダクトマネジメント担当副社長のリチャード・ハンキー氏は、「IDCが定義するUTM(Unified Threat Management)市場で、ナンバーワンのシェアを獲得している」と胸を張る。UTMとはセキュリティ機能の統合化が進む中で、ファイアウォール、VPN、IDS、IDP、ゲートウェイウイルス対策を統合したセキュリティデバイスに対するカテゴリーで、同社の後にはSymantec、Secure Computing、NetScreen(Juniper)などが続いている。

 新製品Aシリーズでは、まずパフォーマンスを向上させた。例えば、Aシリーズの中位モデル「FG-300」と「FG-300A」を比較すると、ファイアウォール、VPN、アンチウィルス動作時のパフォーマンスをそれぞれほぼ倍のスペックへと向上させた。

 機能面では、FortiOSをバージョン2.80へバージョンアップし、IDP(不正侵入防止)機能を搭載したほか、ウイルス対策にヒューリスティック機能を搭載するなど新機能を備えた。また、Webの管理インタフェースの一覧性などが向上している。

 「ライバル製品は、これらすべての機能をサポートしていることころはなく、アンチウイルスやIDS機能はアディショナルになる。各機能をベストオブブリードでという考え方もなくはないが、IDSとファイアウォールの連携などを考えると有効に機能するのかは疑問が残る。そもそもSMBレベルでは、それぞれに専任の管理者を置くこともできないだろう」とハンキー氏。

 ForitiGateは、既存のネットワーク構成を変更することなく導入できるトランスペアレントモードも搭載しており、導入済みのファイアウォールの前に設置して、あらかたのウイルスを落とすために利用するといった使われ方もする。「すでにファイアウォールは導入しているところが多く、こういった利用のされ方も多い」(フォーティネットジャンパン)という。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ