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» 2004年12月15日 19時35分 公開

OracleのエリソンCEO、Veritasを語るInterview(1/2 ページ)

Oracle/PeopleSoft合併の余波も収まらない中、SymantecによるVeritas買収の可能性が報じられた。Oracle OpenWorld期間中、エリソンCEOが、業界再編を駆動している製品の統合、そしてVeritasについて大いに語った。

[浅井英二,ITmedia]

 師走の慌しさの中、業界再編の波は収まりそうにない。

 Oracle OpenWorld 2004 San Franciscoを終えたばかりのOracleは12月13日、18カ月に及んだPeopleSoft買収問題に決着をつけたことを明らかにしたが、その余波も収まらない14日、SymantecによるVeritas買収の可能性が報じられた。

 ご存じのとおり、VeritasはOracleの大手パートナーの1社だが、その関係は複雑だ。Veritasのゲーリー・ブルームCEOがかつてOracleのラリー・エリソンCEOの右腕として働いたことは別としても、Oracleデータベースはアップデートを重ねるごとにサードパーティー製品の機能を盛り込んできている。特にVeritasのストレージ管理製品の立場は微妙だ。

 Oracle OpenWorld期間中、歯に衣着せぬエリソン氏がプレスとのグループインタビューに応じ、業界再編を駆動している製品の統合、Microsoftに対抗する戦略、そしてVeritasについて大いに語った。

「Veritasイジメじゃない。イジメたいのはMicrosoft」とエリソン氏

─ 一昨年、サードパーティーISVについて、“われわれの裏庭から出ていけ”と発言しています。Business Objectsを指していたのだと思います。

エリソン 彼らだけのことではありません。

─ そのときは分析ソフトウェアやBIソフトウェアのベンダーだったと思います。そして今回は、Data Hubの製品ラインアップを拡充して、ETL(Extraction,Transformation and Loading:さまざまなシステムからデータを抽出・加工して関連システムにデータ転送する)ツールのリーダー、Informaticaを標的にしているように思えます。

エリソン 顧客のTCOを低減することがわれわれの仕事です。幾つかのベンダーの技術をリプレースする必要があると考えています。その筆頭はVeritasです。Veritas製品は非常に高額で、それが問題なのです。Oracleと一緒にVeritasを使わなければならないと感じているのなら、格段に高くつくことになります。

 また、Oracleに統合されていないため、Veritasにはできないこともあります。新しいOracle(Database 10g R2)には、ASM(Automated Storage Management)が搭載されます。Veritasにはできないことです。Veritasのファイルシステムを使ってもストレージ管理の自動化はできないのです。中堅・中小規模事業者に拡販する際にも、ASMはカギとなる機能で、Oracleデータベースの管理を劇的に容易にしてくれます。

 われわれの見解では、VeritasはOracleデータベースを使うのを一層難しくし、信頼性や安全性を損ね、そしてさらに高価にしているのです。

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