Oracleはモバイル端末とのデータ同期を実現するモバイルデータベースの新バージョンを発表した。
米Oracleは1月10日、モバイルデータベースの新版「Oracle Database Lite 10g」をリリースした。グリッドコンピューティング機能をモバイル環境にまで拡張、バックエンドシステムに継続的に接続しなくても重要な情報やアプリケーションに常時アクセスが可能になり、効率と生産性の向上につながると説明している。
Database Lite 10gでは企業のデータベースと携帯端末の間で定期的にデータが同期化され、LAN、ワイヤレス、衛星などさまざまな接続経由でデータ転送ができる。開発環境ではJavaおよびMicrosoftの.NETツールのサポートに加え、Microsoft ADO.NETインタフェースにも対応している。
料金は指名ユーザーライセンス当たり100ドル。Oracle Technology Networkのライセンスに基づき評価版のダウンロード提供も行っている。OSはLinux、UNIX、Windowsに対応している。
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