Flashサーバテクノロジー――Flash Communication Server構築編(6/8 ページ)

» 2005年02月15日 07時38分 公開
[永井勝則,ITmedia]

Flash MX側での作業

1. Flash MXを起動して新規ファイルを作成する

 デスクトップにはmyVideoというフォルダを作り、その中にmyVideo.fla名でFlashファイルを保存する。

2. コンポーネントパネルからステージにSimpleConnectをドラッグする。これはFlashアプリケーションで使うコンポーネントをFCSに接続させる機能を持つ。

3. メニューからウィンドウ→プロパティを選択してプロパティインスペクタを表示させる

 ドラッグしたSimpleConnectを選択すると、プロパティインスペクタには、Application DirectoryとCommunication Componentsという2つのパラメータが表示される。ここに接続するディレクトリ(myVideoのこと)と、接続させるコンポーネント名を入力することになる。

画面■プロパティインスペクタ

4. コンポーネントパネルからステージにConnectionLightをドラッグする

 接続が成功するとこのライトは緑色に変わる。ステージでこのコンポーネントを選択し、プロパティインスペクタのパラメータタブをクリックする。プロパティインスペクタの左側、コンポーネント欄でlight_mcという名前を入力する。これでConnectionLightコンポーネントのインスタンス名を設定したことになる。

画面■コンポーネント欄での入力。インスタンス設定を行う

5. ステージでSimpleConnectコンポーネントを選択し、プロパティインスペクタのパラメータタブをクリックする

 プロパティインスペクタの左側のコンポーネント欄にconnect_mcを入力する。右側のパラメータには、Application Directoryに、rtmp:/app_defaultとなっているapp_defaultを消してmyVideoを入力する(rtmp:/myVideo)。

画面■入力後のプロパティインスペクタ

 rtmpというのは、Macromedia(米マクロメディア)が開発したReal Time Messaging Protocolの略であり、FCSで使用するストリーム用プロトコルのこと。開発時などFlashアプリケーションとFCSが同じPC内にある場合は、rtmp:/(「/」は1つ)で、インターネット上のFCSに接続する場合は、rtmp://(「//」は2つ)になる。

6. 同じくプロパティインスペクタで、Communication Componentsの右にある[]をダブルクリックする

 表示された値ダイアログボックスの左上にある「+」印をクリックし、defaultValueをlight_mcに書き換える。OKを押してボックスを閉じる。これでlight_mcはconnect_mcによってFCSに接続される。

画面■値ダイアログボックス

7. ここでひとまずファイル保存し、制御→ムービープレビューでプレビューしてみよう

 light_mcが緑色表示になっていれば、接続成功と判断できる。ちなみにムービー再生中にlight_mcをクリックすると、待ち時間、毎秒当たりの上り下りのデータ量が表示される。swfファイルを終了させる。

画面■待ち時間、毎秒当たりの上り下りのデータ量が表示される

8. コンポーネントパネルからVideoRecordをステージにドラッグする

 画面表示が大きすぎる場合は、ツールの自由変形ツールで調整する。自由変形ツールを選択し、VideoRecordコンポーネントを選択すると、周りにハンドルが表示される。縦横の比率を変えないように「Shift」キーを押しながら右下コーナーのハンドルをドラッグして大きさを変更する。プロパティインスペクタで、rec_mcの名前をつける。

画面■VideoRecordコンポーネントの配置

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