キヤノン、ガリバーらがOracle 10g R2でIT基盤を刷新

キヤノンやガリバーインターナショナルらがオラクルの最新技術を導入し、ITシステム基盤を刷新する。なお、Oracle Application Server 10g Release 2は、25日から提供が始まる。

» 2005年02月24日 17時41分 公開
[ITmedia]

 日本オラクルは2月24日、キヤノンやガリバーインターナショナルらが同社の最新技術を導入し、ITシステム基盤を刷新すると発表した。この日から都内で開催されている「Oracle 10g World」で明らかにしたもの。

 キヤノンは、同社が提供するドキュメント共有ASPサービス「C-Cabinet」にOracle Database 10gとOracle Real Application Clustersを採用し、インターネット上でドキュメントを安全かつ確実に管理・共有したいというユーザーニーズにこたえるという。C-Cabinetは、建設業・製造業における図面や仕様書、ISO文書などの共有のほか、流通業における商品情報やクレーム情報の共有などで導入実績があるという。

 今回、Oracle 10g製品を導入することによって、24時間365日の安定稼動に加え、ユーザー数の増加に対し、レスポンスの劣化なく対応できるシステムへと刷新する。同社では数年後には現行の10倍までシステム規模が拡大するとみている。

Oracle Application Server 10g Release 2出荷

 一方、500の店舗を展開し、クルマの買い取りと販売を行うガリバーは、社内向け情報ポータルシステムの基盤を刷新すべく、「Oracle Application Server Portal 10g」を導入した。シングルサインオン機能、パーソナライズ機能、およびユーザー数に応じた拡張性などを高く評価したという。

 なお、Oracle Application Server 10g Release 2は、明日25日から提供が始まる。SOA(サービス指向アーキテクチャー)とエンタープライズ・グリッド・コンピューティングに関する新機能が搭載され、ビジネスプロセスの統合および管理の機能が大幅に強化されているという。Solaris、HP-UX、Linux、およびWindowsに対応し、価格はStandard Editionが25万円(10ユーザー)から。

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