Wind River、オープンソース推進戦略を発表

Wind Riverはオープンソース技術活用を目指すデベロッパー向けのソリューション提供戦略を披露した。

» 2005年03月09日 09時01分 公開
[ITmedia]

 組み込みOSメーカーの米Wind River Systemsは3月8日、Eclipse Foundationにデバイスソフト開発プラットフォームプロジェクトの提案を行うなど、オープンソース技術活用を目指すデベロッパー向けのソリューション提供戦略を披露した。

 Eclipseには、今回提案したプロジェクトの戦略的デベロッパーとして参加。オープンソースクラスタ通信プロトコルTIPCに関するプロジェクトをSourceForgeに導入した。主要オープンソースプロジェクトのFree Software Foundation、Kernel.org、OSDL Carrier Grade Linux Working Group(CGL)、CELFとも引き続き協力していく方針。また、オープンな革新を促し、接続型デバイス間でグローバルな相互運用を目指す「Device Software Optimization Awareness Program」を立ち上げた。

 デバイス開発のオープンプラットフォームでEclipseに貢献し、LinuxとWind RiverのVxWorks OS間のコード移植を実現するTIPCプロトコルのアップデートを提供することで、オープンソースコミュニティーのニーズに対応した協調的環境を促したい意向だとWind Riverは説明している。

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