Microsoft、Windows XPでWinFSのサポートを検討

MicrosoftはLonghorn用に開発しているWinFSをWindows XPでも提供するかどうか検討中であることを明らかにした。(IDG)

» 2005年03月16日 09時08分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Microsoftが次期バージョンのWindows用に開発している新しいファイルシステム技術が、Windows XPのアップデートでサポートされるかもしれない。

 この技術はWinFSと呼ばれ、ユーザーが自分のコンピュータに保存したデータを探しやすくなると約束している。WinFSはもともと、コードネームLonghornと呼ばれる次期Windowsの一部として出荷される予定だった。しかしMicrosoftは昨年8月、2006年の出荷を実現するため、LonghornはWinFS抜きでリリースすると表明した。

 Microsoftは、恐らく来年後半になると見られるLonghornの出荷時点でWinFSのβテスト版を提供し、その後同OSのアップデートとしてこれを追加する計画。この技術の開発を進める間、MicrosoftはこのストレージシステムをWindows XPでも提供するかどうかを検討中だと、同社広報担当者が電子メールで寄せたコメントで明らかにした。

 もしMicrosoftがWindows XPでWinFSをサポートすれば、2003年10月のProfessional Developers ConferenceでMicrosoftが披露したLonghornの主要コンポーネント3つがすべてWindows XPでサポートされることになる。Microsoftは昨年8月、Longhorn Avalonグラフィックスシステムと、Longhorn IndigoコミュニケーションサブシステムをWindows XPおよびWindows Server 2003でもサポートすると表明した

 さらに、MicrosoftはWindows XPとWindows Server 2003をアップデートして、Longhorn向けに計画していたWinFXアプリケーションプログラミングモデルをサポートすると明らかにしている。

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