Web環境での柔軟なアプリケーションへと変革するSuperStream

SSJはSuperStreamシリーズの最新版「SuerStream-Core Version3.0」の販売を5月31日から開始し、8月31日から出荷すると発表した。

» 2005年04月20日 12時38分 公開
[怒賀新也,ITmedia]

 SSJは4月20日、都内で記者発表会を行い、同社の主力製品である中堅中小企業向け会計パッケージ、SuperStreamシリーズの最新版「SuerStream-Core Version3.0」の販売を5月31日から開始し、8月31日から出荷すると発表した。

佐藤社長

 同社の佐藤祐次社長は、「SuperStreamの累計導入社数は3816社を数える」とアピールする。2004年度の傾向については、大企業、中堅上位企業における新規ユーザーが伸び悩む一方で、中堅下位市場は伸びており、競争も激化したとしている。一方、「減損会計というキーワードが登場したことにより、固定資産管理モジュールの提供数が増加した」と話している。

 業種別では、製造業での業績が低下する一方で、流通サービス業が中堅上位、下位ともに伸びたとしている。

 この日発表されたSuerStream-Core Version3.0の特徴は、「Web化」が第一に挙げられており、Version2.0のWeb版という位置づけにもなる。ユーザーインタフェース(UI)では、リッチクライアント技術を採用したことにより、クライアントサーバを基盤とする仕組みと同等の操作性を実現していることがアピールされた。

 また、アプリケーション機能をWebサービス化することで、SOA(サービス指向アーキテクチャ)によるコンポジット(複合)アプリケーションによる構築手法にも対応していく考えだ。

 一方、アドオン開発をする顧客企業のためのコンポーネントとして、「SS-Framework」も提供する。SS-Frameworkは、画面コントロール、入力判定、エラー制御、Webサービス制御、認証制御などの機能を提供するコンポーネントとなっている。クライアントサーバとWeb環境を混在して使いたいといったニーズにも対応する。混在して利用できることにより、たとえば、1人のユーザーが遠隔地にいるケースでも、Web環境を活用すれば、継ぎ目のない利用環境を維持することができる。

 また、販売戦略では、景気回復基調にある業種に注目し、メインフレームやオフコンが稼動する企業への提案活動を行うという。業種別では、製造、小売業者への販売強化を図る。

 Version 3.0は、販売開始から1年間で100社を目指している。

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