Microsoft、仏政府と共同で研究センター開設へ

Microsoftは2月に発表していた欧州での研究センターネットワーク構築の一環として、仏に研究センターを開設する見込み。(IDG)

» 2005年04月23日 06時49分 公開
[IDG Japan]
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 Microsoftは仏政府の研究機関と共同でフランスに研究センターを開設する計画だ。スティーブ・バルマーCEOのパリ訪問中、早ければ4月26日にも正式発表がある見通し。

 Microsoftは2月、欧州各国の公共機関と手を組んで研究センターのネットワークを構築する計画を発表している。初のセンターはイタリアのトレント大学に設置、生物学研究用のコンピュータツールを手掛ける。同社は今後のセンター設置についてフランス、ドイツ、英国の研究機関と協議中だと明らかにしていた。

 こうした協議がフランスで実を結びつつある模様で、同社は仏コンピュータサイエンス/コントロール研究所(INRIA)と共同の研究センター開設を計画していると、同社および研究所の関係者が明らかにした。

 Microsoft広報は4月21日、「INRIAとMicrosoftが共同研究所の設置について協議中であることは認める」と語った。

 この件に詳しい筋によれば、MicrosoftとINRIAの覚書調印は26日にも発表される可能性がある。この日はMicrosoftのバルマーCEOと、フランスの経済財政産業大臣、研究担当大臣が記者会見で同席する場面が多数ある。

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