日本IBMのISV強化プログラムを活用するOSKの戦略SEの武器になるISVソフトウェア(2/2 ページ)

» 2005年04月25日 00時00分 公開
[怒賀新也,ITmedia]
前のページへ 1|2       

 また、紙ベースの情報では、過去のデータを即座に探し出すことができず、業務としての効率性も上がらないと判断していた。そこで、紙ベースから電子ベースでの情報蓄積に切り替え、情報検索の仕組みの効率化に踏み切ったという。

 そこで導入したのがVisual Finderだった。Visual Finderの導入によって、同社は、管理しているビルやマンションの図面、議事録、点検報告書など、重要情報の電子化を進めた。

 実際に導入してみると、重要情報の電子化は確かに図られたが、当初の構想とは異なり、情報の電子化そのものが目的ではなくなってきた。すなわち、情報を電子化することにより、情報の検索効率が向上することが、より大きなメリットとして考えられるようになった。また、検索効率の向上により、過去の議事録なども瞬時に検索できるようになったため、顧客の要望に迅速に対応できる体制を確立できたという。

 同企業は将来的に、Webでの情報公開を目指しているという。情報提供の要求がある場合も、顧客が自分のPCで情報を照会できる仕組みを実現していく考えだ。

前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ