iTunes 4.8では深刻な脆弱性も修正、早期のアップグレードを

Apple Computerは5月9日、「iTunes 4.8」をリリースしたが、このバージョンでは深刻なバッファオーバーフローの脆弱性も修正されている。

» 2005年05月10日 12時43分 公開
[高橋睦美,ITmedia]

 Apple Computerは5月9日、デジタルジュークボックスソフトの最新バージョン「iTunes 4.8」をリリースしたが、このバージョンでは新機能の追加だけでなく、深刻な脆弱性も修正されている。早期のアップグレードが望ましい。

 フランスのFrSIRTのアドバイザリやAppleの情報によると、iTunes 4.7以前では、MPEG4形式のファイル解析コードにバッファオーバーフローの脆弱性が存在している。細工を施したMPEG4ファイルを読み込むと、iTunesが停止したり、仕込まれた任意のコードを実行される恐れがある。

 FrSIRTではこの脆弱性の危険性を、4段階中最高度の「Critical」としている。問題を解消するには、バージョン4.8にアップグレードすること。既報のとおり、Mac OS X v10.2.8/Windows 2000/XP向けのプログラムが提供されている。

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