無線LANセキュリティ強化のWindows XPアップデート公開

Windows XPのSP2が無線セキュリティの標準規格WPA2をサポートする。米では既に無償ダウンロードが開始されている。

» 2005年05月13日 08時43分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは5月12日、Windows XP Service Pack 2(SP2)で無線セキュリティの標準規格WPA2(Wi-Fi Protected Access 2)のサポートを追加したと発表した。同日から無償ダウンロード提供を開始している。

 Microsoftによれば、WPA2は現行で最も高いレベルの標準ベース無線セキュリティ規格。今回のアップデートにより、無線関連の脅威から企業やモバイルワーカー、ホームユーザーを守る新たなレベルの保護措置が提供されるとともに、セキュリティが義務付けられている政府機関、医療機関などで無線ネットワークの導入が可能になるとしている。

 今回のアップデートではこのほか、WPS IE(Wireless Provisioning Services Information Element)のサポートも盛り込まれた。これによりワイヤレスインターネットサービスプロバイダー(ISP)は、セキュアな無線LANホットスポットへの移行期間中、1つのネットワークでセキュアなWi-FiとセキュアでないWi-Fiの両方をサポートできるようになり、移行が容易になるという。

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