日立情報システムズ、他社製品と連携する検疫ソフト「SHIELD/ExLink-Qu」を発売

日立情報システムズは、セキュリティ対策ソフト「SHIELD/ExLink」シリーズの機能を強化した。検疫ネットワークを実現する「SHIELD/ExLink-Qu」も同時にリリースしている。

» 2005年05月31日 16時43分 公開
[ITmedia]

 日立情報システムズは5月31日より、他のセキュリティ製品と連携してウイルス侵入や盗聴などを検知し、被害拡大を防止するセキュリティ対策ソフト「SHIELD/ExLink」シリーズの機能を強化し、販売を開始した。合わせて、検疫ネットワークを実現する「SHIELD/ExLink-Qu」もリリースしている。

 SHIELD/ExLink-IAとSHIELD/ExLink-Quは、ダイナミックVLAN機能を備えたアラクサラネットワークスの「AXシリーズスイッチ」や、シマンテックの統合セキュリティ製品「Symantec Client Security」「Symantec Network Security」と連携して動作する。

 SHIELD/ExLink-Quは、端末が企業ネットワークに接続する際に、OSのパッチ適用状況やSymantec Client Securityの定義ファイルのバージョン、稼動状況などを検査し、ポリシーに適合していない場合は、AXシリーズスイッチと連携して検疫ネットワークに隔離するシステム。システム構成に合わせて、VLANベースとDHCPベース、どちらの方式も選択できる点が特徴だ。

 またSHIELD/ExLink-IAは、企業ネットワークでウイルスやワームが発生した場合に原因を特定し、発生源となっている端末を隔離、通信遮断することで被害の拡大を防ぐための製品。いったん社内に持ち込まれた端末についても監視を行い、対策が不十分な端末を社内ネットワークから隔離できる。

 価格は、SHIELD/ExLink-Qu、SHIELD/ExLink-IAともに、1000クライアントの場合で500万円から。SHIELD/ExLink-Quは10月より、SHIELD/ExLink-IAは11月より出荷が開始され、今後3年間で200システム、15億円の受注を目指す。

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