「手軽さ」「使いやすさ」を特徴とするSkype。実際にインストールし、試してみれば、そのことが実感できるはずだ。(関連特集)
N+I NETWORK Guide 5月号(2005年)より転載しています
まずは、Skypeのインストーラを入手しよう。入手先はいくつかあるが、ここでは、ソフトウェアが日本語化されているライブドアのWebサイトを紹介する。本家のSkype Technologies社(以下、Skype社)のWebサイト(画面1)からもダウンロード可能だ。
・livedoor スカイプ
http://skype.livedoor.com/download/
・Skype社Webサイト(英語)
http://www.skype.com/download/
インストーラを実行したら、最初の画面でLanguageに「Japanese」を選択すれば、以降のウィザードはすべて日本語になる。どちらもバイナリは日本語化されているが、ライブドア版にはライブドアのロゴがつく。また、Skype社のWebサイトではWindows版に加え、GNU/Linux版、Mac OS X版、Pocket PC版もダウンロードできる。
Skypeを初めて起動すると、ユーザー登録(アカウントの作成)画面が表示される(画面2)。ここで入力するユーザー名(英数字)がSkype名となる。
Skypeを使用するにはマイクとスピーカーが必要になるので、用意しよう。ノートPC付属のスピーカーとマイクでも使用は可能だが、オフィスでの利用を考えるとヘッドセットやハンドセットなどがあったほうがよいだろう。デバイスの準備が整ったら、Skypeでの通話が可能となる。通話を開始するには、画面下の欄に通話相手のSkype名を入力し、通話開始ボタンを押すだけだ。
いきなり通話を試す前に、「echo123」でテストを行おう(画面3)。echo123とは、Skypeのセッティングが正しく行われているかどうかを自分1人で確認できるサービスだ。
使い方は簡単で、Skype名入力欄に「echo123」と入力して通話ボタンを押すだけ。英語のメッセージが聞こえたら、スピーカーの設定はOKだ。その英語メッセージに続いて、10秒のメッセージを一時的に録音する。留守番電話と同じ要領である。その後、すぐに自分の声がスピーカーから聞こえてくれば、マイクも問題ないということになる。
通話相手となる知り合いのSkype名は、コンタクトリストに追加しておくと便利だ。画面上部の緑の「+」ボタンをクリックすると登録画面が表示されるので、知り合いのSkype名を入力しリストに登録しよう(画面4)。後はコンタクトリストに登録されているユーザーをダブルクリックするだけで、通話を開始できるようになる。
コンタクトリストのユーザーを右クリックして「チャットを開始」を選ぶか、ユーザーを選択した状態で、上部の「A」ボタンをクリックすると、テキストチャットが行える(画面5)。テキストチャットには複数のユーザーを追加することができる(グループチャット機能)。
そのほか、Skypeには最大5人まで通話に参加できる会議通話という機能や、公衆回線網への通話をSkypeから行うことができるSkypeOutなど、魅力的な機能が提供されている。SkypeOutはプリペイド方式をとっており、使用するにはあらかじめSkype社のWebサイトでバウチャを購入しておく必要がある。現状では、クレジットカードによるユーロ決済となる。なお、取り扱いベンダーであるライブドアでは、日本円によるバウチャを販売している。
簡単ですぐに使えるのがSkypeの魅力なので、ぜひ試してほしい。
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