CA、一元管理機能備えた企業向けスパイウェア対策ソフトをリリース

コンピュータ・アソシエイツは6月21日より、一元管理機能を備えた企業向けスパイウェア対策ソフト「eTrust PestPatrol Anti-Spyware Corporate Edition r5.0.2」を発売する。

[ITmedia]

　コンピュータ・アソシエイツは6月13日、一元管理機能を備えた企業向けスパイウェア対策ソフト「eTrust PestPatrol Anti-Spyware Corporate Edition r5.0.2」を6月21日より販売することを発表した。

　同社はこれに先立つ3月に、買収したPestPatrolの技術を基にした個人向けのスパイウェア対策ソフト「eTrust PestPatrol アンチスパイウェア 2005」をリリースしている。eTrust PestPatrol Anti-Spyware Corporate Editionは、この製品と同じスパイウェアスキャンエンジンを採用し、さらに企業環境で必要とされる運用、管理機能を加えた製品だ。

　同製品では、約12万種類のスパイウェアの検出が可能なほか、メモリ内で動作するスパイウェアや疑わしいCookieを検出、削除する「アクティブ・プロテクション」機能を搭載し、端末を保護する。検出したスパイウェアの詳細な情報や脅威レベルを確認することも可能だ。

　スパイウェアの情報（定義ファイル）は自動的に更新され、クライアント側での操作や設定はいっさい必要ないという。定義ファイル更新やスパイウェアの検出、削除や隔離およびレポートといった機能は、すべて管理コンソール側で一元的に行える仕組みだ。また、特定のプログラムをスパイウェアから除外する例外指定も可能。

　eTrust PestPatrol Anti-Spyware Corporate Edition r5.0.2の対応プラットフォームはWindows 98／Me、Windows NT 4.0、Windows 2000／XP、Windows 2003 Server。英語版でのリリースとなるが、日本語環境での動作は確認されているという。参考価格は、100ユーザー以上の場合で1ライセンス当たり3450円から。