日立がCosminexusをバージョンアップ、SOA対応やセキュリティを強化

日立製作所は、SOA対応を強化したアプリケーションサーバ/開発環境の新バージョン、「Cosminexus V6.7」を発表した。

» 2005年06月20日 17時08分 公開
[ITmedia]

 日立製作所は6月20日、SOA対応を強化したアプリケーションサーバ「Cosminexus」の新バージョン、「Cosminexus V6.7」を発表した。

 Cosminexusは、J2EE準拠のWebアプリケーションサーバと開発環境、グループウェアなどの機能を提供するミドルウェア製品。これまでもSOAに基づく開発機能を備えていたが、新バージョンではMDA(Model Driven Architecture)をサポートし、SOA対応をいっそう強化した。デザインパターンに基づいて業務モデルをプログラムの構造に自動変換し、ソースコードの自動生成までを行えるようにすることで、SOAに基づくWebシステム構築を効率化できるほか、部品化したサービスの再利用も容易になる。

 またセキュリティ面でも強化が図られ、WS-Reliabilityをサポートしたメッセージング基盤として「uCosminexus Reliable Messaging」が提供される。配送保証や順序保証、二重送信防止といった機能を通じて、より信頼性の高いメッセージ交換を実現できるという。

 他に、シマンテックのウイルススキャンエンジン「Symantec AntiVirus Scan Engine」との連携によるウイルスチェックが可能になるほか、「PKI Enrollment Service」の追加によって電子証明書に基づく認証、電子署名などが利用できる。

 価格は、Webアプリケーションサーバの「uCosminexus Application Server」が126万円から、開発環境の「uCosminexus Developer」は15万7500円から、PKI Enrollment Serviceは210万円。6月21日より販売が開始され、6月30日以降、順次出荷が開始される。

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