発想力強化には「着眼点セット」と「ワーキング・ボキャブラリー」一歩先を行くSEの「頭の使い方」(4/5 ページ)

» 2005年06月22日 00時04分 公開
[山崎 将志(知識工房),ITmedia]

ワーキング・ボキャブラリーを増やすには

 ボキャブラリーは一朝一夕には増えない。雑誌、本、ウェブ、テレビ、講演などから言葉を覚えたり、物書きやプレゼンテーションの機会を積極的に持ったりなど、日々の積み上げが重要だ。しかし、これらは当たり前といえば前の取り組みとも言える。

 また、ここまで読み進められてきた読者なら、相当数のボキャブラリーをお持ちのはずだ。そんな方は、闇雲に語彙を増やすことに時間を使うことよりも、ワーキング・ボキャブラリーの数を増やすほうが効率的である。

 そこで、ワーキング・ボキャブラリーを増やすために、私が日々実践している、3つの手法をご紹介したい。だれでも、簡単にできるので、是非お試しいただきたい。

1分漢字書き

 思いついた言葉と、同じ読みの漢字を1分間で書けるだけ書いてみる。たとえば、何かに「カンシン」したら、そう読む漢字を書き出す。

 やってみるとわかるが、意外に思い出せないものである。チェックは簡単だ。PCで漢字変換すればよい。ここで、知っているけど書けなかった語彙を重点的に覚えておく。おやつやジュースなどを賭けて仲間と競い合うとより効果的だ。

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