SAP、製造業向けソフトメーカーLighthammerを買収

SAPは米のソフトメーカーLighthammerを買収し、同社のアダプティブ・ビジネスネットワーク構想強化を目指す。

» 2005年06月23日 08時04分 公開
[ITmedia]

 独SAPは6月22日、製造業向けソフトメーカー米Lighthammer Software Developmentの買収を発表した。7月中に買収完了の見通し。

 SAPはLighthammerの「Collaborative Manufacturing Suite」 (CMS)を、SAP NetWeaverプラットフォーム上で複合アプリケーション「xApps」として提供予定。Lighthammerの従業員はSAP AmericaとSAP Labsに組み込まれる。

 Lighthammerの買収は、顧客のためにアダプティブ・ビジネスネットワーク(ABN)を実現するというSAPの戦略を支えるものだと同社は説明。ASAPとLighthammerの組み合わせにより、ABN構想が強化されると述べている。

 SAP Lighthammerでは製造上の不測事態やパフォーマンスの変化をリアルタイムで把握できるようにし、予想しなかった需給の変化に迅速に対応できるようにする。ERPと工場現場のシステムを統合してリアルタイムの分析とビジュアル化を提供、企業は総保有コストを抑えながら既存の投資を活用することが可能になると説明している。

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