富士通、SAN経由でOSやアプリケーションをブートするブレードサーバ

富士通は、外部ディスクアレイに格納されたOSおよびアプリケーションをSAN経由で起動できるSAN Boot対応のブレード型IAサーバ「PRIMERGY BX620 S2」を発売する。

» 2005年07月06日 17時44分 公開
[ITmedia]

 富士通は7月6日より、外部ディスクアレイに格納されたOSおよびアプリケーションをSAN経由で起動できるブレード型IAサーバ「PRIMERGY BX620 S2」の販売を開始した。

 PRIMERGY BX620 S2は、7U分のシャーシに最大10枚のサーバブレードを搭載可能なブレードサーバ。SAN Bootをサポートしており、外部ディスクアレイ装置に格納されたOSやアプリケーションをSAN経由で起動できる点が特徴だ。サーバごとにOSやデータの管理を行う場合に比べ、ストレージ上で一元管理を行えるため、信頼性が向上し障害時の切り替えが容易になる。

 同社が提供する導入支援ソフト「SystemcastWizard Professional」や統合管理ソフト「Systemwalker Resource Coordinator」を組み合わせることで、導入/運用管理の手間をさらに削減することも可能だ。

 富士通ではPRIMERGY BX620 S2の発売に合わせ、SAN Bootシステムの構築に必要となるディスクアレイシステムやFCスイッチ、統合管理ソフトや導入/設定サービスなどを組み合わせて提供する「SAN Bootソリューション」も販売する。

 PRIMERGY BX620 S2はEM64T対応のXeon 3EGHz/3.20EGHz/3.60EGHzを最大2個搭載でき、価格は44万円から。7月15日より出荷が開始される。またサーバブレードにFCドータカード、シャーシに管理ソフトなどを組み合わせた「PRIMERGY BX620 S2 SAN Boot ベースモデル」の価格は276万円からとなっており、8月末出荷の予定だ。

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