沖電気、WebLogicベースのWebシステムでの障害解析を支援

沖電気工業は7月26日、BEA WebLogic ServerをベースとしたWebシステムでの障害解析を支援するソリューション「McSAX」を発表した。

» 2005年07月26日 20時52分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業は7月26日、「BEA WebLogic Server」をベースとしたWebシステム向けの障害解析ソリューション「McSAX」を開発し、販売を開始した。

 McSAXは、BEA WebLogic Serverを用い、高い信頼性や可用性が求められるミッションクリティカルなWebシステムを構築している顧客向けに提供される。システム障害が発生した際の情報収集/解析を自動化することで原因切り分けを支援し、迅速な原因究明とシステム復旧を可能にするという。

 ソリューションにはBEA WebLogic Server本体のほか、沖電気が独自に開発した情報収集ツール「McSAX-GT」と日本HPのWebアプリケーション向けパフォーマンス解析ツール「HP OpenView Transaction Analyzer(OVTA)」、コンサルティング/教育を含んだ沖電気によるプロフェッショナルサービスが含まれている。

 同社はこのソリューションにより、従来は専門知識を持つエンジニアによって1〜2日を要していた障害解析に必要となる情報収集を30分程度に短縮できるとしている。これにOVTAによる問題点やボトルネックの調査、プロフェッショナルサービスによる解析を組み合わせることで、システム復旧に要する時間全体を短縮できるという。

 McSAXの価格は525万円から。8月29日より出荷を開始し、1年間で3億円の売り上げを見込む。

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