日本SGI、エンタープライズLinuxテスティングラボを開設

日本SGIはOSSのコミュニティーへ必要なリソースを提供するとともに、Linuxアプリケーション開発の促進やビジネス・ソリューションを評価する設備「日本SGIエンタープライズLinuxテスティングラボ」を開設した。

» 2005年08月01日 14時22分 公開
[西尾泰三,ITmedia]

 日本SGIは8月1日、オープンソース・ソフトウェア(OSS)の開発コミュニティーへ必要なリソースを提供するとともに、Linuxアプリケーション開発の促進やビジネス・ソリューションを評価する設備として、「日本SGIエンタープライズLinuxテスティングラボ」を横浜市の日本SGIテクニカルセンター内に開設した。NTTコムウェアが技術協力している。

 同ラボは、日本SGIが2004年12月に設立した「エンタープライズLinuxソリューションセンター」(関連記事参照)の具体的な活動の1つとして位置づけられるもの。同センターの役割としては、テスティングラボのほか、カスタマーリレーション、コミュニティーリエゾンが掲げられ、OSS開発技術者、ISV、エンドユーザーを対象に、主に技術情報の提供、開発支援、導入コンサルティングといったさまざまな支援プログラムを提供する。

 今回発表されたラボは同センター下の設備であるAltixなどを広くOSS開発コミュニティーなどへ開放していくことで、64ビット環境でのアプリケーション開発や検証を促進し、OSSが基幹業務システムなどエンタープライズ分野で活用されるための土台になろうとする意図がある。

 また、ISVによる基幹系業務処理システム向けアプリケーション開発を支援すると同時に、基幹系アプリケーション開発のためのコンサルティング・サービスおよび各種検証も行うとしている。

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