XKeymacs――作業効率アップのために「あなたの知らないオープンソース・ソフトウェア」

この世にはさまざまなオープンソース・ソフトウェアが存在する。しかし、世に知られていないものも多い。そこで夏休み特別企画として、さまざまな分野の特選オープンソース・ソフトウェアを紹介しよう。

» 2005年08月17日 08時00分 公開
[中津川篤司,ITmedia]

 昔からテキストエディタでxyzzyを利用している。Windowsの良さとEmacsライクなキーバインドが売りだ。だが、それに慣れていると、ほかのアプリケーションがとても不便になるときがある。

 あまりに通常のWindowsアプリケーションに比べてキーバインドが違いすぎるのだ。次の文字に進もうとして検索ダイアログが出たり、保存の際に余計なCtrl+xキーを押していたりする。これはとても不便だ。

 ここで紹介するオープンソース・ソフトウェアはXKeymacs、WindowsアプリケーションでEmacsのようなキーバインドを実現してくれるユーティリティだ。

XKeymacs XKeymacs

 Emacs派であれば使わない手はない。設定をアプリケーション単位で切り替えられるので、使い慣れたアプリケーションは無効にしておくことができる。

 また、Emacsと同様、自分の使い勝手良くキーを切り替えることもできる。例えば筆者の場合、[Ctrl]+\キーがUndoで、日本語切り替えは半角/全角キーを利用している。そんな設定も簡単に行える。さらに素晴らしいことには、指定した範囲を一時バッファにコピーするYankも扱うことができる。

 同様のツールは多数あるが、GUIで手軽に設定して使いたい場合には同ソフトウェアがお勧めだ。作業効率アップには欠かせないツールになるだろう。

この記事はOpen Alexandriaで Creative Commons Public License (CCPL) の下にあるコンテンツを加筆・修正したものです。

クリエイティブ・コモンズ・ライセンス

content on this article is licensed under a Creative Commons License.

注目のテーマ