自社Webサイトのアクセシビリティ向上を支援するサーバソフト

ソシオメディアは8月31日より、アクセシビリティに配慮したテキスト版ページを生成するサーバソフト「SimpleWeb」の販売を開始した。

» 2005年09月02日 21時18分 公開
[ITmedia]

 ソシオメディアは8月31日より、Webサイトのアクセシビリティ向上を支援するサーバソフト「SimpleWeb」の販売を開始した。

 高齢者や障害者でも見やすく使いやすい、バリアフリーなWebサイトを実現するアクセシビリティへの配慮は、企業や組織、自治体にとって重要な課題の1つだ。

 ソシオメディアはこれまで、既存のWebサイトからアクセシビリティに配慮したテキスト版ページを自動的に生成するASPサービス「SimpleWeb ASP 版」を通じて、アクセシビリティ対応を支援してきた。こうして作成されたWebサイトを閲覧するのに、専用ツールなどを導入する必要はない。

 今回リリースしたSimpleWebはそのサーバソフト版で、既存のWebサーバに導入して利用する。既存のWebページにSimpleWebへのリンクを追加するだけで、自動的にアクセシブルなテキストページが生成される仕組みだ。生成されたページのフォントサイズや背景色の変更、調整をエンドユーザー自身が行うこともできる。

 既に三菱電機がSimpleWeb サーバ版の導入準備を開始しているという。価格は1ホスト当たり120万円。当初はRed Hat Linux版のみのリリースだが、追ってSolaris/MacOS Xにも対応する予定だ。また将来的には、SimpleWebを使ったモバイル向けサービスの提供なども検討していくという。

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