汎用機上で汎用暗号の利用を可能に、RSAセキュリティがツールキットの新版

RSAセキュリティは、メインフレームのOSにも対応した暗号化ツールキット「RSA BSAFE Crypto-C v6.2.1」と「RSA BSAFE Crypto- J v3.5」を発表した。

» 2005年09月13日 18時48分 公開
[ITmedia]

 RSAセキュリティは9月13日、メインフレームにも対応した暗号化ツールキットの最新バージョン「RSA BSAFE Crypto-C v6.2.1」と「RSA BSAFE Crypto- J v3.5」を発表した。

 RSA BSAFEは、さまざまなアプリケーションに暗号化機能や認証機能などを実装するための汎用暗号化ライブラリだ。同シリーズには、Windows上で動作する各種アプリケーションにとどまらず、携帯電話やPDAを対象としたSDKやSSLをはじめとするセキュリティプロトコルを実装するためのツールキットなど幅広いラインアップがあるが、RSA BSAFE Crypto-C(C言語用)/RSA BSAFE Crypto-J(Java用)はその中でも中核製品に位置付けられている。

 新バージョンでは新たに、z/OSやOS/390、OS/400といったメインフレームのOSに対応した。同時に、COBOL対応のためにRSA BSAFE Crypto-Cのアドオンソフトとして「Cobol Wrapper」も提供する。これにより、基幹/機密情報を取り扱うメインフレーム上で、AESやRSA、SHA-1といった暗号アルゴリズムを利用し、データを保護できるようになる。

 RSA BSAFE Crypto-C v6.2.1/RSA BSAFE Crypto- J v3.5の価格は、利用形態やプラットフォーム数によって異なるため要問い合わせ。9月21日より販売を開始する。

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